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その他の病気
○ 外耳炎
    猫や犬の耳は、外耳道というL字状のトンネルの奥に鼓膜がある複雑な構造をしています。そのため耳の病気に悩まされることが多く、なかでも外耳炎が目立ちます。 皮膚の延長である外耳道は、皮脂腺(ひしせん)や耳垢腺(じこうせん)などが発達し、通気性が悪いので細菌やカビ(真菌)などが繁殖したり、耳ダニ(耳疥癬虫-みみかいせんちゅう-)が寄生して外耳炎になりやすく、炎症の原因も複雑です。
    家庭では、指先にガーゼを巻いて見える範囲だけ汚れをとってあげたり、市販の点耳薬を外耳道に流し込んでマッサージするといった手当をしてみてください。
    1週間ほど経っても改善がみられないときには、必ず獣医師の診察を受けて、慢性化しないような対策をとりましょう。

    外耳炎の場合によく見られる動物の動作
    耳を傾けて後ろ足でしきりにかいたり、頭を振ったり、悪い方の耳側に頭を傾けて旋回する。
    悪臭のある膿のような分泌物で耳の周囲が汚れている。

    耳の病気は細菌感染のほか、ダニ寄生が原因で発症する耳疥癬(みみかいせん)や、草の実、昆虫が原因で起こることもあり正しい診断が必要です。

    外耳炎の進行

    外耳炎の手当てが遅れると、中耳炎や内耳炎に進行する危険性があります。元気がなくなり、三半規管に障害が出て歩く時のバランスが崩れてよろけるなどの症状がでると深刻です。悪化しないうち、早めに治療を受けましょう。

    外耳炎予防策

    ときどき耳の中をのぞいて、汚れや異臭がある場合は指先にガーゼを巻いて汚れをふいてあげましょう。あまり耳の奥まで入れてしまうと、汚れを押し込んだり炎症をひどくすることがありますので、目で見える範囲で汚れを軽く除く程度にしてください。シャンプーのときは特に注意して、汚れた水を耳の中に入れないようにしましょう。

○ 糖尿病
    高齢化、肥満化にともなうペットの病気が最近増えています。糖尿病もその一つで、膵臓で作られるインスリンというホルモンが不足して、高血糖状態が長く続いてしまう病気です。
    原因として、食べ過ぎや運動不足、ホルモンのアンバランスなどからインスリンの働きや分泌に異常が生じたことが考えられます。食事をした後は血糖値が高くなりますが、食べ過ぎが続くと大量のインスリンを分泌する状態になり、膵臓が疲れ果ててしまいます。また運動不足だと、糖があまり利用されないために代謝がうまくいかなくなります。体重のコントロールだけで治ってしまう糖尿病もありますが、インスリン療法でしか改善されない糖尿病にかかると、生涯インスリン療法と食餌療法を並行しておこなうことになります。

    糖尿病の進行期に見られる症状
    嘔吐や呼吸困難を起こす
    食欲がなくなり、見た目にもやせてくる

    糖尿病の予防
    糖尿病は長い間かかって徐々に起こるので、若いころから太らせないよう注意しましょう。 また避妊していないメスに起こりやすいというデータもあり、出産を希望しないときには早めに避妊手術を受けておくことも予防になります。

○ 結石
    泌尿器系疾患のなかでもいちばん多いのは、細菌性の膀胱炎と結石でしょう。
    血尿を伴う膀胱炎は、抗生物質や化学療法剤を投与して細菌を退治すれば、通常はほぼ 1週間で症状が好転することが多いのです。
    しかし膀胱炎を起こすと、細菌が増殖することによって尿のpHがアルカリ性になり、尿中のミネラルの結晶が出やすくなります。これが砂粒状の結石となり、膀胱から尿道に流れ出て詰まることもあります。完全に詰まると尿は 1滴も出ず、尿毒症を起こして大変危険な状態になります。
    尿路結石(膀胱・尿道)はメスに多く見られますが、これはメスの尿道がオスより太くて短く、外部から細菌が侵入しやすいためです。ただし膀胱結石は、小さな結石なら排出し、膀胱に滞りにくいことが特徴です。逆にオスは結石ができにくいかわりに、小さな結石でも尿道につかえて排出されにくく、治療が難しくなります。

    膀胱炎や結石が疑われる症状
    何度もトイレに入り、少量のおしっこをして時には尿に血が混じることがある。
    排尿の時に苦痛の鳴き声をあげる(便秘と間違うことがある)。
    排尿時いきみが強く、嘔吐することもある。

    結石のできる部位
    結石は膀胱のほか、腎臓にできることもあります。膀胱炎ではないのに尿に血が混じる、食欲がなくなる、嘔吐するといった症状がある場合は、注意が必要です。

    結石の予防
    食餌はマグネシウムの少ないものを与え、なるべく水分を摂らせるように気をつけてください。特に冬場は結石になりやすいので、食餌をする場所には必ず水を置いてあげてください。また排尿をがまんさせないことも大切です。動物の排尿状態には日ごろから充分気を配ってあげましょう。

 
   
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