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犬の痛み
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痛みってなに?
犬も人と同じように痛みを感じます。
でも、口を利けない犬たちは、人と違ったかたちでその痛みを表現します。
一般に痛みといわれている生体の反応は、大きく 2つに分けて考えられます。
からだにとって必要な痛み
痛みは、からだを守るために必要な防御反応のひとつです。痛みを感じることで、からだにせまった危険を知ることができ、それによって危険から身を守ることもできます。
また、痛みにともなっておこる腫脹(腫れ)や発赤、そして発熱は、からだを守るために必要な反応です。
- 痛み:からだにせまった危険を知らせる警告。
- 腫脹(腫れ):血漿(血液の水分)や白血球(からだの中に入った異物を取り除く)が集まることで、痛みの原因となった異物を希釈したり(薄めたり)取り除いたりします。
- 発赤:痛みの原因によってこわされた細胞を修復するたに、修復に必要な成分を運ぶため血液が集まります。
- 発熱:からだの抵抗性(病気やケガなどにうち勝つ力)を高めます。
からだにとって有害な痛み
本来はからだにとって必要な痛みでも、それが長い間続いたり、強すぎたりすると、かえってからだにとっては有害な反応となってしまいます。からだにとって有害な痛みがつづくと、次のような問題が出る場合があります
- 呼吸が速くなる。
- 食欲が落ちる。
- 病気になりやすくなる。
- 病気やケガが治りにくくなる。
痛みの種類
- 外傷(けが)による痛み
- 病気による痛み
- 手術による痛み
- 加齢による痛み
人と違い犬は、痛みを感じていてもそれを隠そうとすることがあり、飼い主の方が痛みに気が付かずに過ごしてしまうこともあります。では、どのようにして痛みを見つければいいのでしょうか。
痛みがあるとき
犬が痛みを感じているときには、次にあげる様子を見せることがあります。
- 心拍数が多くなります。
- 呼吸が早くなったり、腹式呼吸(お腹で呼吸)をします。
- うなったり、大きな鳴き声をあげたりします。
- 落ち着きがなくなります。
- 元気がなくなったり、神経質になったりします。
- 食欲が落ちます。
- 触ると痛がったり、うめき声をあげたりします。
このような様子が見られたら、痛みを我慢しているのかも知れません。痛みを放置することで、からだに悪影響を与えることになるかも知れません。また痛みがあることで、生活の質が低下してしまいます。痛みのサインが見られたら、その痛みをできるだけ早く、確実に和らげてあげましょう。
痛みを和らげる方法
痛みは、薬を投与することで和らげることができます。
- ステロイド剤:炎症や痛みをおさえる作用があります。反面、長期間、あるいは大量に投与することによる副作用も認められます。
- 麻酔薬:手術などをするときに、一時的な痛み止めとして使われます。一般の方は使えません。
- 麻薬:古くから痛み止めとして使われています。習慣性があり、一般の方は使えません。
- 非ステロイド性抗炎症解熱鎮痛薬(NSAID):炎症や痛みをおさえる作用があります。副作用はあっても、比較的軽度です。薬局などで購入できる頭痛薬も、ほとんどがこの仲間です。
※ 鎮痛薬で痛みを和らげるだけでなく、その痛みの原因(炎症など)に対する処置も大切です。

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